アタマジラミの症状、感染経路
アタマジラミは戦後に大流行しましたが、現在はほとんどないものだと思われています。
しかし、近年、アタマジラミは増加傾向にあります。
アタマジラミに寄生されると、刺されることにより、皮膚炎になったり、
発疹チフス、回帰熱、発疹熱などの病原体を媒介していることがあるので、
注意が必要です。
アタマジラミの成虫や卵を見るけることができれな、すぐに診断がつきますが、
卵はフケと間違われがちなので、なかなか発見されないこともあります。
戦後の大流行の頃は、頭に白い粉をかけて駆除したなどと言う話を、
親から聞いたことがあったり、団塊の世代の人々なら、その話をしていた側だと思います。
現在では、アタマジラミが子供に寄生している場合、親がアタマジラミというものを知らないので、見てもわからないということがあります。
抜け殻が髪の毛に付着していることもあります。
シラミにはアタマジラミ、コロモジラミ、ケジラミの3つがあります。
アタマジラミは季節的には、秋から冬にかけて、12歳前後までの女児に最も多く見られます。
成人男性や女性はほとんど感染することはなく、感染経路は接触です。
学校の水泳の授業でプールに入るときや、スイミングスクール、サウナなどが感染源となる場合が多いです。
アタマジラミの駆除、治療、予防
アタマジラミは、卵から孵化したあと、脱皮をしながら体長2〜4ミリメートルの茶色い成虫に成長します。
人血のみを栄養源としていて、写真や画像を見ると、体内に吸血した血液が見えます。
成虫に成長したら、産卵して死ぬという周期で繰り返し発生し、
成虫は小さく動きが速いので見つけづらいので、卵を探すことで発見できます。
子どもが頭をよく掻いていたら、アタマジラミなのではないかと疑うことが、
最近の若い親には頭にあまり浮かばないそうです。
確かに、自分が経験したことがないし、最近の若い親が子供の頃にはほとんどなかったのでむりもありません。
アタマジラミに感染すると、症状としては、後頭部、耳の後ろ、生え際を中心にはげしい痒みが起こり、
掻いた傷跡から細菌感染する場合があるので注意が必要です。
アタマジラミの治療は、もっとも効果的なのが、頭を剃ることですが、
そうはいかないので、フェノトリン粉剤の噴霧と専用のシャンプーでのこまめな洗髪を行います。
フェノトリンは成虫や幼虫には効果がありますが、卵には効きません。
フェノトリンの副作用や安全性に不安があるかもしれません。
確かに、殺虫剤なので多少の副作用はあると思われます。
スミスリンの方が毒性が低く、安全性が高いです。
スミスリンシャンプーなどは通販でも購入可能です。
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アタマジラミの予防のためには、枕、シーツ、下着、床などの洗濯、掃除をします。
また、学校で感染した場合には、学校に連絡をして予防駆除対策をとってもらいます。
1週間から10日前後で駆除完できます。